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【インタビュー】ヴィンテージドレスショップmur.(ミュール)さんにおじゃまします

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ecooが長らくお世話になっていたヴィンテージドレスショップ「Dramatica」より大切な想いとヴィンテージドレスを引き継ぎ、新しくできたドレスショップ「mur.(ミュール)」。オーナーさんやお店が変わるタイミングでは、Dramaticaさんに思い入れがあったecooスタッフはちょっぴり心配でしたが、mur.さんにうかがい、新しいオーナーさんにお会いしたら、すっかり虜に。今ではmurさんファンの一人です。

CONTENTS

mur.オーナーの下村さんについて

下村さんをご紹介しようと思って、イメージにぴったりな言葉をたくさんたくさん出してみました。

”スポコン漫画のような熱血感・冷静な判断力” ”トレンド・オリジナル” ”アクティブ・文化的” ”ユーモア・真面目さ” ”大胆さ・細やかさ”

う~~ん、両極端な意味の言葉ばかり浮かんでしまいましたが(笑)、どれも下村さんの一面で、下村さんの魅力でもあるんですよね。

 

ウエディング業界には、お客様のためを思って働く人、親切で優しい人はたくさんいます。でもどれだけ良いサービスをしようと考えても、相性やセンスが合わなかったら、一方的な押し付けになってしまうよなぁ。といつも思っています。目に見えた答えはないけど、これってきっと大切なこと。

 

ですが、下村さんはどのお客様ともマッチする不思議なひと。

魅力の引き出しが本当に多くって、どんなお客様ともどんなカップルとも絶対になにかしらの共通点がでてくるんです。つい、女性だけで盛り上がってしまいがちなウエディングですが、下村さんのご案内はちゃんとご新郎様も楽しんでくださること間違いなしです。^^

 

 

下村さんは学生時代は中学から大学までテニス一色!全国大会にも出場されるほどの、スポーツ少女でした。そんな風に学生時代は青春をテニスに注ぎながらも、大学生のころにはデザイナーに憧れて、ハイブランドのドレスがのっているようなファッション誌を愛読。ハイブランドのファッションに魅せられ、デザイナーの思いやブランドの歴史にふれていたそうです。そこからドレスに興味を持つように。

憧れは職業につながり、大学卒業後大手ドレスショップに入社しました。

 

だれもがドキドキな社会人スタート!今でこそ、どんなカップルも安心してお任せできるようなスーパーウーマンですが、はじめから器用にこなしていたわけではないようです。

「当時の上司には一般常識もいちから教わりました。たくさん困らせたと思います。」と笑いながら話す下村さん。

ですが、同僚や後輩にも恵まれ、持ち前の粘り強さと真面目さを発揮して、店長にもなっています。

ご紹介しきれない数々のエピソードもお聞きしましたが、それはまたどこかで。^^

 

お店もお客様も、一緒に働くスタッフに対しても愛情たっぷり、思い入れの強い時代でしたが、長年働くうちに、ドレス好きが高じて自社ブランド以外の知識も深まってくるように。自社衣装のみのおすすめにも限界を感じ、転職。インポートブランドを取り扱ったセレクトショップの立ち上げで店長に就任。

 

 

ご案内できる選択肢は広がりましたが、そのときには花嫁さんの中でSNSがブームに。

ご試着時も、有名なプレ花嫁さんをお手本に衣装決めをされる方が増えてきました。

「憧れるのは全然悪いことじゃない。でもコピーになってほしくない。そして、せっかくドレスを選ぶならそのデザイナーや背景まで知ったうえで選んでほしい。」という気持ちが強くなり、もっと深く広い提案をしたいと独立を決意したそうです。

 

独立してからは、ドレスショップのPRなどに携わります。

そこで、ドラマティカさんのクローズするタイミングに知人からご紹介いただきました。

はじめは数着の予定が、50着ほど受け継ぐことになったため、リブランディングさせていよいよmur.をオープン!

ご紹介いただいてから、1週間ほどで事業計画を完成させたそうで、下村さんの行動力に驚きました。ドラマティカのオーナーさんも、短期間でしたが下村さんなら!と即決だったそうです。

 

mur.のコンセプト

___変化していくこと。

「ヴィンテージショップを始めるにあたって思ったことは、花嫁たちをタイムスリップさせたいわけじゃないということ。その時代やその人にあったものにこそ価値があるから、今の花嫁さんたちに合わせた提案をしたいです。」

 

 

下村さんご自身も、ヴィンテージは元々ファッションとして好きだったそうですが、特別に詳しいわけではないそうです。

「ヴィンテージショップは素敵な老舗がたくさんあるけど、どこか専門店としての敷居が高い気がする。
自分はヴィンテージに特化してきているわけではないから、お客さんもそのくらい気軽にヴィンテージを試してみて欲しい。

一つの選択肢として、ヴィンテージをいれてみてほしい。」

 

 

実際、お店自体も、気軽にご来店いただけそうなリラックスできる空間です。

非現実的なラグジュアリーなお店も素敵ですが、mur.さんの心地よさは自分らしさと向き合えそうな気がします。

肩ひじはらずにお越しいただき、本来のふたりが求めているもの、ふたりのハレの日にふさわしいものを、じっくりじっくり選んでほしいなと思います。

メンズ衣装のこだわり

お打ち合わせ時にお写真や衣装についてご新郎様にうかがうと「特にこだわりないです」というお声もちらほら。

はじめは、ご新郎様の中には”ご新婦様の付き添い”という感覚の方もいらっしゃいます。

でも、ご試着を終えるとあら不思議!皆さんこだわりの1着を選ぶことで、撮影当日にはしっかり”主役”のお顔できていただけるんですよね。

 

「二人が並んだ時の印象が大切だから、二人の一日だから、ご新郎様だってなんでもいいですは絶対にだめです。」

つい女性同士で盛り上がってしまいそうな衣装選びですが、下村さんはしっかりふたりともと向き合ってくださいます。

 

メンズも衣装選びを楽しめるよう、下村さんが選定した衣装に加え、小物等も豊富にそろっています。

 

 

(ずらりと並んだカラフルな蝶ネクタイもかわいい。)

 

 

老舗の英国メーカー、アルバートサーストンのサスペンダー。諸外国の王室、大統領やセレブリティにも人気。婚礼だけでなくおしゃれをしたいと思ったときにもぜひ利用してほしいくらい素敵。

 

 

お早目にご試着にお越しいただければ、オプションでシャツオーダーも可能です。

好きな柄を選んで、いちから作るなんて本当に贅沢。

 

 

並んでいるタキシードの中には下村さんがテーラーに頼み、いちから作った衣装もあります。(オプションラインです。)

衣装を作るときに一番こだわったのはシンプルさ。イメージは制服です。

「メンズ衣装はドレスよりも身に着けるアイテム数が実は多く、小物選びで個性も出せるんです。それなら、衣装はシンプルにしたほうがアイテム選びの邪魔をしない。ボタンやステッチも生地と同じカラーを選びました。そして素材は光沢ではなく。ヴィンテージドレスとの相性もよいマットな質感にしました。」

 

 

タキシード選びでちょっと個性を出そうと思うと、タキシードやベスト自体の柄で遊んだりする方が多いですが、そうするとそれを選択したご新郎様はみんな同じように見えて、逆に無個性になってしまうことがあります。ドレスとの相性を考えると難しくなったり、ジャケットとパンツのカラーを変えることでスタイルが悪く見えてしまうことも。

でも、小物選びは組み合わせによって選択肢が無限大。

 

mur.さんにお願いすることが決まった時、メンズのオプションラインについては、実はecooでも意見がわかれました。できる限り差額なく衣装選びしてほしいし、メンズタキシードってかたちが同じだから、プラン内だって素敵なのにオプションラインをご注文頂く意味はあるのだろうか。

恥ずかしながら、私もこんなことを思っていました。

でも、、、実際目にすると、あぁ選ぶ意味がある。選ぶ楽しさがある。と納得。

手に触れると、一生触っていたくなるほどの肌当たりのよさ。これはもう完敗です。笑

 

 

個性を出したり、おしゃれを楽しむことは、決して奇抜になることではなく、こだわりをもって選択すること。mur.さんではご新郎様にもそれを実感していただけるかと思います。
そして、下村さんは衣装やアイテムの背景や歴史などをしっかり学んでいるため、おすすめしている内容にもしっかり根拠がある。きっとご新郎様も納得して話を聞けたり、知識として楽しく婚礼衣装について学ぶことができるはず。

 

撮影までに下村さんの細やかなサービスを受けていただくことも、大切なステップです。

厳選された衣装たち

よく、着数はどれくらいありますか?とご質問をいただきます。

ecooのご紹介しているドレスショップさんの中では、mur.さんの衣装の着数が少な目かもしれません。

 

 

でもこれって、私はマイナスポイントでないと思ってます。

”どの衣装を手に取ってもかわいい!”ナチュラル系のヴィンテージ衣装お探しの方は、そう感じて頂けるかと。

 

そして、ヴィンテージとは言えども、下村さんは本当に厳しい目線で品質チェックをしています。

 

 

お袖のレースまでとってもきれいで、ヴィンテージとは思えないクオリティ!

選ばれしものだけが、きれいに並んでいるラックは本当に美しいですよ。^^

新しいエッセンス

かわいい!私がお店にうかがってときめいたのは、ドレスだけではなく、きれいに並んだシューズやアクセサリーたち。

 

 

 

店内のアクセサリーはヴィンテージだけでなく、下村さんがセレクトして取り寄せたものも。

 

 

「mur.ではヴィンテージだけではなく、アクセサリーなどの小物は、現代活躍する作家さんのものなども取り入れていきたい。」

まさに変化していくブランド!mur.さんのコンセプト通りですよね。

新しいエッセンスが加わることで、ヴィンテージドレスの魅力もさらに広がりがでます。

(今後もコラボ予定のブランドさんもあるそうなので、皆様お楽しみに。^^)

 

婚礼だからって、ラグジュアリーブランドや貴重なものに絞らなくてもいいのかも。

この先ご新婦様が普段使いで使用できるような素敵なアクセサリーの買い取りもできたら、思い出がさらにかたちに残って素敵だなと思います。

 

 

さいごに

タイプです。個人的にタイプなのです。

等身大の私を素敵にみせてくれそうな衣装の雰囲気も、アクセサリーのセレクトも、そして、ご自身のスタイルを押し付けないお客様ファーストで気持ちの良いご案内も。私自身のこうあってほしいという希望がすべて詰まっている気がします。

 

 

なんだかラブレターのようなコラムになってしまいましたが(笑)

大好きなドレスショップをおすすめできて、とっても嬉しい気持ちです。

そしてmur.さんのように、ecooも目の前のお客様に合ったご提案ができるよう、変化し続ける写真屋さんになりたいなと思います。

ecooむらた

ecoo×mur.(ヴィンテージ衣装)撮影プラン概要

ecooの撮影でヴィンテージ衣装ご希望の場合は

各洋装プラン+60,000円(税別)~にて承っております!

mur.さんでは、7~9号メイン、一部11号のドレスのお取り扱いがございます。

 

プラン詳細など気になる方は、ぜひ一度ecooアトリエにご来店くださいませ。

(只今LINEのビデオ通話や、ZOOMなどのWEB相談もご案内可能です。)

ご来店・WEB相談予約はこちらから。^^

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